建築士向けインスペクション実践講座を過去に開催しました

【実践講座関連動画】https://youtu.be/q7I5-yyVbVY

2017年の4月の宅建業法改正施行とともに、インスペクションとも称する既存住宅状況調査技術者の資格者も増え、沖縄県でも350人以上は登録されていると予測されます。

ただ、既存住宅状況調査技術者とはなったとしても、実際にどのように行うのかが分からないという意見が多く、実際に業務として行っている資格者は県内で5%もいないのではないかと感じています。

一方、重要事項説明時等での説明・斡旋の義務があるため、宅建業者側からの依頼や相談は増え続けており、対応できる資格者が絶対的に足りないというのが県内の状況ではないかと思います。

弊社でのインスペクション業務は、現在、1件あたり5~13万円で行っておりますが、依頼数に対して対応できていなく、建築士事務所として申し訳ない気持ちがあります。弊社では新築の設計依頼がほとんどではありますが、実は中古住宅を調査することで、経年変化や他の設計者の工夫や失敗なども吸収することができ、新築設計にもフィードバックするという効果も進めてきて実感しております。

そこで、これまでの改良を重ねてきた弊社でのインスペクション業務の実際の方法を、インスペクション普及のためにも公開してみようと考えました。7年前くらいから始めたインスペクション業務ですが、報告書の書き方や調査方法によっては、法的リスクもあるのに経費割れしかねない業務でもありますので、この点の克服や依頼主に満足されるコツなども共有していければと考えております。

以下、過去に開催した際の内容・記録です。

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「既存住宅状況調査技術者 建築士向け実践講座」
~インスペクション業務に対応するために~

午前の部10:00~12:00:座学2時間
第1部 状況調査の内容について
・報告書の記入の仕方
・RC造と木造との違い
・戸建てとマンションとの違い

第2部 依頼主との関係
・依頼主への配慮と注意
・リスクと保険加入について
・守秘義務と法的責任について
・道具の選び方
・依頼主満足度とは
・時短(効率化)のコツ

第3部 業務報酬の考え方
・インスペクションと関連する業務
・仕事として成立するための報酬基準の考え
・設計業務へ反映できるビックデータとしての中古住宅
・これまでの事例等紹介・質疑受付

午後の部 13:00~16:00:実践2時間程、質疑等1時間
・実際に、報告書等に記入しながら、実際の空き家住宅にて状況調査を行う。

(料金(税別))
①建築士・・・6万円(クラックスケール、打診棒、講座資料、当日調査内容PDF付)
②建築士(午後の部のみ)・・・4万円(クラックスケール、打診棒、講座資料、当日調査内容PDF付)
③建築士以外(見学希望者など)・・・2万円(講座資料、当日調査内容PDF付)


過去に行った講座お知らせチラシ

参加者の声


過去に実践講座を行った際の記事

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