鉄筋の本数及び間隔について、構造耐力上問題のある不足が認められるかどうかを電磁波レーダー法又は電磁波誘導法により調査するものとします。
小規模住宅の場合は、基礎に係る劣化事象等があった時に限り、大規模住宅の場合は、所定の箇所を調査を行います。
弊社で普段使用している計測器は、電磁波誘導法のタイプになります。
計測場所は、柱・梁・壁・床と測定可能な箇所で行います。
鉄筋に反応があった箇所にマークし、本数や間隔を確認します。
おおよそのかぶり厚も確認できます。
新築時の設計図書等との照合その他の方法により、鉄筋の本数が明らかに少ない状態と認められるかどうかを調査します。
既存住宅状況調査のマニュアルでは、基礎に係る劣化事象が確認されたときに、使用すると明記されてますが、
事前に依頼者の要望を聞いて、計測を行っています。
既存の図面があると、図面通りの鉄筋が施工されてるか確認できますが、図面がない場合は等間隔(@150,@200.@300)での確認をしたという内容で調査報告をします。
建物以外では、
・隣地境界塀について調べて欲しい
・ブロック塀に鉄筋が入ってるか確認して欲しい
という依頼内容もあります。
改修工事等で既存壁に穴を開ける時に使用すると、間違って鉄筋を切断しなくてすみますね。
staff-k-
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