調査についてー屋根(屋上)編ー

ブログ

インスペクションでは、
一戸建て住宅やマンション、ビルの屋上に登れます。


調査を目的としていますが、屋上に登ると見晴らしもよく気持ちいいものです。


沖縄では、2階のベランダを大きく取ってる住宅をよく見かけます。


コンクリート住宅の屋上・ベランダに登ってみると、屋上防水をしていない場合が多いです。
築年数の浅い建物も、なぜか防水施工が無い。。。


屋上に太陽光パネル

設置していても、防水施工が無い建物はあります。
太陽光パネルは建物の傘になって、屋上からの熱を抑えてくれる効果はあると思いますが、雨漏りのリスクは変わりません。
屋上スラブ勾配が不十分な場合、水溜りが出来やすいです。
その水溜りが太陽光パネルで覆われてると、水分は蒸発しにくくなり常に湿った状態で、徐々にコンクリートに染み込んでいくからです。

太陽光パネル設備を固定する架台の状態も、経年劣化状態なのか確認して行きます。

 

屋上緑化
新築時に計画された屋上緑化は、劣化事象は起こりにくいですが、途中から屋上緑化を始める場合は特に注意が必要です。
防水は当然ですが、重量(土など)も関係してきます。想定外の重量は建物の構造体に負担がかかります。


時々、ルーフドレイン周辺部やパラペット立ち上がり周辺に、植生してる建物があります。
人工的な屋根に植物が育つのは、水分があるからだと推測できます。


ここも、雨漏りの原因になります。

調査のポイント
・防水層の立ち上がり部分、出隅入隅部分、ルーフドレイン周辺、配管などの貫通部などは入念に確認。
・広範囲の亀裂(クラック)が無いかの確認。
・下の階の天井にシミなどある場合は、特にピンポイントで上部を確認。


インスペクションでは、屋上防水が無い事で雨漏れのリスクが非常に高いと判断した場合「劣化事象」にチェックします。

劣化事象にチェックがあっても、適切に防水施工すれば大丈夫です。
屋上防水は15年周期くらいでメンテナンス計画をしていけば、建物を長く維持できます。


staff-k-

コメント

タイトルとURLをコピーしました