調査について-外壁編 その1-

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調査する時は、外部から建物の状態を観察します
聴診器を当てる代わりに「打診棒」という道具を使って、外壁の状態を触診します。
「打診棒」は表面的な劣化状態を察知しますので、インスペクションには必須アイテムです。

「打診棒」でコロコロと壁を撫でていくのですが、時々違った音がします。
その音の違うところが、劣化状態の印(サイン)になります。
下地材と仕上げ材の間に浮きがあり、剥がれる兆候なのです。

建物の立地により東西南北で、外壁の劣化状況も変わります
感覚的にわかると思いますが、日の当たらない北側に面した外壁は苔が生えやすい。
日が横からあたる西側の外壁面は、特に紫外線による劣化の進行が早いです。

沖縄場合、一年をとおして本土に比べ強い紫外線が観測されています。
紫外線は、人へ悪影響を及ぼすと知られてますが、建物についても同じです。
日焼け止めを塗るように、建物には外壁塗装など定期的な修繕を勧めます。


定期的なメンテナンスを
新築の建物から15年単位で外壁塗装を計画すると、建物は健康状態を維持することが可能です。
しかし15年の間でも、立地・方角・気候により大小様々なトラブルが発生します。
トラブルが起こる前に、建物の健康診断を考えてもいいですね。

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