調査についてー内壁編ー

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内壁ってどこでしょうか?
文字通り、室内側からみる壁ですが、木造とコンクリート造では違うようです。

インスペクションでいう「内壁」の調査内容は

・木造の場合 → 内部空間から目視により可能な範囲
         内壁下地材まで到達するひび割れなどの計測や壁の傾斜測定「構造」
         雨漏り跡の確認「雨水」

・コンクリート造の場合 → コンクリート等構造耐力上主要な部位が確認できる範囲
              幅0.5ミリ以上のひび割れ「構造」
              雨漏り跡の確認「雨水」
となります。
コンクリート造の場合の内壁は、仕上面ではなく構造体(コンクリート表面)を指します。

調査時は、室内からの目視にて確認することがほとんどです。
雨漏り跡は、壁や天井材が変色している場合が多いので確認しやすいです。
確認後はその原因を推測します。
室内側の壁と外壁、サッシ周囲等のシーリングの状態、換気口、エアコンスリーブ、天井点検口内の状況を確認していきます。
クラック・隙間・タイル浮き・シーリング劣化など、雨漏りの可能性が高い原因が見えてきます。
しかし、どうしても原因がわからない場合もありますので、その旨を依頼者にお伝えします。

ですので、沖縄の場合はコンクリート造が主流なので、打放し・塗装仕上げは室内から目視確認できますが、
ボード等の仕上げがある内壁を確認する際は点検口が必要です。


点検口から見える範囲での内壁劣化状況を記載します。
点検口などがない場合は、調査できなかったとなります。
以前も書きましたが、点検口はあったほうがいいですね。

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